きれいな肌の作り方は、お金をかけるだけではありません。
毎日の生活習慣を見直すだけで、驚くほど簡単にきれいな肌は手に入ります。
上質な睡眠と洗顔法、紫外線対策など、肌をきれいにする方法をまとめました。
日々のケアを見直して、素肌美人を目指しましょう。
一番大切な美容法は、睡眠?!
肌をきれいにする為の、なによりも一番簡単で効果的な方法と言えば、『寝ること』です。
何をバカな。。と思う方もいらっしゃるかと思いますが、これは紛れもない事実です。
睡眠中には、アンチエイジングに欠かせない2つの大事なホルモンが分泌されます。
睡眠中に分泌される『成長ホルモン』が、新陳代謝を促し、昼間に浴びた紫外線や外気からの
ダメージを修復する働きがあります。
また『メラトニン』は、この成長ホルモンの分泌を促す役割があり、睡眠中に多く分泌されます。
メラトニンは、体の中をさび付かせない強力な抗酸化作用があり、その効果はビタミンCや
ビタミンE以上だともいわれています。
肌をきれいにする方法というと、化粧水や美容液などを思い浮かべる方も多いかと思いますが、
何よりもまずは、『上質な睡眠をしっかりとること』が大事なポイントです。
美肌ホルモン分泌は、眠り始めの3時間がカギ
成長ホルモン
健康な肌は、28日周期で新しい肌に生まれ変わりますが、この周期が遅れると、古い角質が
肌に残ったままで固くなってしまい、くすみやシワの原因になります。
成長ホルモンは、日中の肌へのダメージ修復や新陳代謝を活性化したりする働きがあり、美容には
欠かせないものです。
その成長ホルモンが最も多く分泌されるのが、最も眠りの深いノンレム睡眠時、つまり
眠り始めの3時間なのです。
眠り始めの3時間を質の良い睡眠にすることが、美肌へのカギと言えるのです。
メラトニン
メラトニンには成長ホルモンの分泌を促す役割があります。
つまり、メラトニンをしっかりと分泌させることで、成長ホルモンが分泌、そして美肌が生まれる、
というわけなんです。
メラトニンにはほかにも抗がん作用、抗酸化作用、感染症にかかるリスクを低下させる作用も
あります。
メラトニンの分泌は、夜になり暗くなると自然に始まります。
しかしそれは、朝になって光を浴びて出来るセロトニンというホルモンが変化したもの。
つまり、朝起きてお日様の光を浴びて、夜は寝る、というちゃんとした生活リズムを送っていると、
成長ホルモンも分泌され、健康にもお肌にも良いという仕組みなんです。
夜、いつまでもパソコンやスマホの画面を見ていたり、カフェイン入りの飲み物を取ってしまうと、
良質な睡眠が得られなくなりますので、注意が必要です。
肌がきれいになる洗顔方法
肌をきれいにするうえで、睡眠と並んで重要なポイント、それは『洗顔』です。
肌って、実はとっても表面的なんです。
意味が解らないですよね。
つまり、肌の中からどうにかすることも勿論大事なんですが、表面を整えてあげることもとっても
大切なんです。
洗顔料のタイプ別、選び方
洗顔料には次のようなタイプがあります。
①クリームタイプ
洗顔料の中ではもっとも流通しているタイプかと思います。
泡立てネットを使うと、濃くてクリーミーな泡が作れます。
敏感肌向け、乾燥肌向け、ニキビ肌向け、オイリー肌向けなど、色々なタイプがあります。
②泡タイプ
ボトルから、泡になった状態で出てくるので、泡立てが面倒な人には便利ですね。
ただし泡のきめが粗かったり、比較的刺激の強い商品もあるので、敏感肌の人は少し注意が必要です。
③固形石鹸タイプ
汚れはしっかり落としながらも、肌への刺激が少ないものが多いです。
私自身、敏感肌の低刺激洗顔料を探している時には、石鹸タイプをよく使っていました。
洗い上りが突っ張るように感じる人もいるようです。
④粉末タイプ
パウダータイプの洗顔料は、泡立てが少々難しいかもしれません。
毛穴やざらつきを整えるのに適しています。
5ステップ!美肌を作る洗顔法
①まずは洗顔の前に、手を洗いましょう。
手にクリームなどの油分が残っていると、泡立ちが悪くなってしまいます。
②洗顔料を泡立てます。
選んだ洗顔料にもよりますが、洗顔料を泡立てるときには泡立てネットを使いましょう。
手で泡立てるよりも、ずっと早く、きめの細かいきれいな泡が沢山出来ます。
泡立てネットは、100円ショップにも売っています。
③優しく洗う
たっぷりと泡立てた洗顔料で、とにかく優しく洗います。
どのくらい優しくかというと、手で顔を触らないくらいです。
つまり、泡をクッションにして絶対に顔に手が触れたりしないように、優しく洗います。
特に気を付けたいのが、頬骨の上あたりです。
ついついちからが入って触れてしまいがちです。
④すすぎはぬるま湯で
シャワーから直接お湯をかけるのは厳禁です。
シャワーの水圧は思いのほか強いもの。皮膚が傷ついてしまいます。
必ず手ですくって、顔に優しくかけていきます。
あくまでも優しく、ごしごしこすらず、ただかければいいのです。
勿論、洗顔料がすべて落ちるまで、しっかりとかけ続けてください。
お湯の温度は人肌程度のぬるま湯で。水でもお風呂のお湯でもなく、ぬるま湯です。
⑤ふき取りも優しく
洗顔後のお肌をタオルでこすってはいけません。
タオルを持って、優しく肌に乗せる程度、タオルが水分を吸い取るだけで充分です。
どうですか?いつもの洗顔と違いましたか?
肌はとにかく優しく扱う事。傷をつけないこと。
洗顔を見直すだけで、肌はびっくりするほどきれいになります。
高いお金をかける前に、まずは二週間、丁寧な洗顔を心がけてみてください。
朝の洗顔はぬるま湯だけ
朝の洗顔はぬるま湯だけで充分です。
それだけだとさっぱりしない、と思う人は、ぬるま湯を顔にかけるだけの洗顔を100回
やってみてください。
勿論その際も、バシャバシャではなく、あくまでも優しくかけるだけ、ですよ。
肌の老化の80%は、紫外線によるもの
目からの紫外線でも日焼けする
肌の表面は、角質と皮脂膜により保護されています。
紫外線はこの皮脂を酸化させ、保護層の働きを弱めてしまいます。
肌が紫外線にさらされると、メラニンが生成されます。
メラニンが過剰に生成されることにより、肌は小麦色に焼けて、そのうちシミなどの色素沈着が
起こります。
紫外線の肌への影響については、こちらも参考にしてください。
肌の老化の80%は紫外線による
肌の老化の原因の80%は、紫外線A波とB波によるものです。
加齢による老化は、わずか20%と考えられています。
肌にハリと弾力を与える重要な物質コラーゲンも、紫外線にさらされることで減ってしまいます。
肌のコラーゲン量が減ってしまうことで、シワやたるみなどの早期老化をもたらします。
美しい肌を保つためには、シミ、シワ、たるみなどの原因である、紫外線対策がとても大切
なんです。
目からの紫外線で日焼けする
目から紫外線を浴びたとき、紫外線は光のパワーが強いので、「強い光が入ってきた」と脳が判断。
身体は、その日差しに負けないように肌にメラニン色素を生成します。
このメラニン色素により、肌は黒くなってしまいます。
肌の老化の原因、紫外線対策
肌の老化の原因になる紫外線。
美肌を目指す私たちは、きちんと紫外線対策をする必要があります。
屋内での紫外線
普通の窓ガラスは、紫外線を70%も通してしまうと言います。
UVカットのカーテンをかける、UVカットシートを窓ガラスに貼る、屋内でも日焼け止めを塗る
などの対策が効果的です。
日焼け止め
日焼け止めにも様々な種類があります。
使用する場面、使用感、肌に合ったものを選びましょう。
また、日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤は、使用する人の体質によってアレルギーを起こす
場合もあるので、肌の弱い人は紫外線吸収剤無配合(ノンケミカル)のものを選びましょう。
日傘・サングラス・帽子
UVカット効果のあるものを、日焼け止めと併用して使用しましょう。
色の濃いサングラスでも、UVカット効果のないものを選んでしまうと、暗くて瞳孔が開いて
しまい、そこから紫外線が入ってしまう、という事があるので、UVカット効果があるものか
どうかをしっかり確認してから使用しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
①朝は早めに起きてお日様の光をきちんと浴びる事。
②良質な睡眠を心がけて。
③洗顔はあくまでも優しく、どこまでも優しく。
④肌の老化は紫外線からが8割。
これを心がけて、とにかく2週間過ごしてみてください。
きれいな肌を手に入れるのは、日々の習慣が大切なんだ!と気づくはずですよ。