思春期の頃から、肌荒れに悩まされ始めました。
ある朝起きるとぷっくりと顔の一部が腫れていたり、髪が触れている顎のあたりが痒くなってぶつぶつが出来たり、肌に赤みがあってカッコ悪かったり。。
いつも肌の状態が揺らいでいて、ちょっとした刺激で荒れていく肌に絶望を感じていました。
そんな私も、化粧品を選ぶ年頃に。
デパートの化粧品売り場で買ってきたコスメをまとってお出かけをしました。
でもやっぱり駄目なんです。
そもそも肌荒れ状態の肌に化粧品をのせても、全くきれいじゃないんです。
敏感肌の私には、ファンデーションよりもスキンケアが必要だと気づいた瞬間でした。
今では色々な人に「肌きれいだね」と言われるようになった私が実践してきた、基礎化粧品の選び方をまとめました。
基礎化粧品は、お肌を健やかに保つもの
素敵なコスメに心ときめくことがあるでしょう。でもその化粧品をのせる土台である「肌」がきれいでなければ、どんな化粧品をのせても美しい自分にはなれません。
肌の状態によって、見た目の年齢が変わってきてしまうのもまた事実。
ツヤツヤとしてハリのある血色のいい肌の人は、健康的でそれだけで美しくみえ、幸せそうにさえ感じられます。
敏感肌ですぐに揺らいでしまう肌だからこそ、スキンケアを大切にして揺らぎの少ない健やかな肌を目指しましょう。
基礎化粧品とは、クレンジング・洗顔料・化粧水・乳液・美容液などの、肌を整えて健康に保つものを指します。
敏感肌は、刺激の少ないものを選ぼう
敏感肌は肌のバリア機能が衰えている為、少しの刺激でもぶつぶつや赤み、痒みなどが始まってしまいます。
化粧品を選ぶときには、汗や皮脂に強い!と謳っている物などは選ばないほうがいいでしょう。
肌への密着度も強く、それを落とすために強力なクレンジング剤を使うことになってしまいます。
するとそのクレンジングが肌への刺激となって、肌が揺らぎはじめる原因を作ってしまいます。
また、自分は脂性だと思い込んで、必要な皮脂まで落としてしまい、より悪化させてしまうケースもあります。
自分の肌の状態をしっかりと把握することが、とても重要です。
基礎化粧品の種類
クレンジング:日中お化粧をして過ごした時にはクレンジングでお化粧を落としましょう。
洗顔料:皮脂や汚れを洗い流します。洗いすぎも禁物です。
化粧水:洗顔で失われた水分を補給します。
乳液:化粧水で補われた水分にふたをして乾燥を防ぎます。
クリーム:乳液よりも油分が多めでしっかりと保湿します。
美容液:足りない栄養などを補う役割があります。
パック・マスク:ゆっくりと時間をかけて栄養や水分を補給します。
敏感肌のクレンジングは、皮脂を落としすぎないものを
肌の表面は皮脂によって覆われています。
皮脂は天然のクリームと言われていて、刺激や乾燥から肌を守ってくれる大事な役割があります。
強すぎるクレンジングや必要以上の洗顔などで、皮脂を取りすぎるとバリア機能が低下し敏感肌になってしまうことがありますので、あまり肌へ負担をかけないクレンジングを選ぶことがポイントです。
●一番洗浄力が強く、しっかり落としてくれるのはオイルタイプのクレンジングです。
しかし敏感肌の方にとって、オイルは刺激が強すぎます。
●ふき取りタイプは、ふき取ることで肌に細かい傷がつくなど負担になってしまいます。
敏感肌にはあまり向かないタイプのクレンジングだといえます。
●低刺激のクレンジングは勿論いいのですが、優しいだけを求めすぎているときちんとクレンジングが出来ていなくて、化粧品が肌に残ったりしてしまいます。
すると肌のターンオーバーがうまくいかず、バリア機能が低下、敏感肌の悪化につながる可能性もあります。
クレンジングのお勧め
敏感肌にお勧めのクレンジングは、クリームタイプ・ミルクタイプ・ジェルタイプです。
適度なクレンジング力がありながら皮脂を落としすぎず、しっとりと洗いあげます。
敏感肌は肌を守るバリア機能が低下しているので、乾燥しやすくなっています。
潤いを守りながら洗い流せるタイプのクレンジングがお勧めです。
クレンジングの方法
クレンジングの前には、まず手を洗いましょう。
乾いた手で使うものがほとんどなので、洗った後は手をしっかり拭きます。濡れた手ではメイクとのなじみが悪くなります。
クレンジングは適量を使います。少なすぎると肌を擦ることになり、表面に傷をつけてしまいます。
ゆっくりと優しくなじませて。力が入りすぎないようにすること。小鼻やあご、おでこの端まで忘れずに。
いつまでもクレンジング剤を肌に乗せておきすぎるのも、肌への負担となります。
細部まで馴染ませたら、人肌程度のぬるま湯で流しましょう。熱いお湯では大事な皮脂を流しすぎてしまいます。
シャワーを直接顔にかけるのは厳禁です。シャワーの水圧は思いのほか強く、肌を傷つけてしまいます。
手ですくって優しく洗い流しましょう。
敏感肌の洗顔料、酷い時には使わないという選択を
酷い時にはぬるま湯洗顔
バリア機能がとても低下している悲しい状態の肌の時には、洗顔料を使いません。
ちょっとした刺激にピリピリと反応してしまうようなときには、人肌程度のぬるま湯だけで行う「ぬるま湯洗顔」にしています。
洗面器に手を入れてみて、自分の肌と同じ程度の温度のぬるま湯を用意します。
そのぬるま湯で優しく洗顔します。顔にただかけるだけで、決してゴシゴシしてはいけません。
ただかけていくだけの洗顔を100回します。
毎日朝晩の洗顔をこれに変えると、数日後にお肌が落ち着いてきますので、あまりに肌があれている時には効果的です。
バリア機能が低下して乾燥している敏感肌の洗顔料は、肌の潤いを守りつつ汚れを落としてくれるものを選びましょう。
●泡タイプは便利ではありますが、自分で泡立てるよりも粗めの泡であることが多いように見受けられます。
敏感肌はしっかりと泡立てたきめ細かい泡で洗う方が、肌に刺激を与えずお勧めです。
●固形石鹸タイプは、洗浄力が強めのものが多く敏感肌には刺激が強るぎるかもしれません。
但し成分によっては肌に優しく潤いを守って洗えるものもあるので、自分の肌に合うものを見つけることが大切です。
●スクラブ入りのタイプは、敏感肌には刺激が強すぎるので避けた方が無難です。
●クリームタイプは、泡立てネットで濃密な泡を作って洗えます。
色々な肌タイプ用に作られているので、敏感肌用を選びましょう。
洗顔料のお勧め
敏感肌の洗顔料は、敏感肌の人向けに作られた製品を選ぶと肌への刺激が少ない成分を使っているものが多くお勧めです。
アミノ酸系や脂肪酸石鹸系などの、優しい洗浄成分を使ったものがお勧めです。
逆にラウリン酸やラウレス硫酸などの合成界面活性剤は、洗浄力が強すぎるので避けた方が良さそうです。
洗顔の方法
洗顔料は泡立てネットなどを使ってしっかりと泡立てます。
その泡を肌の上で転がすように、手が肌に触れないくらい優しく転がしながら洗いましょう。
流すときには人肌程度のぬるま湯を、手ですくって洗い流しましょう。
★敏感肌のスキンケアについては、こちらも参考にしてください。
敏感肌、と一言でいっても肌の状態は人それぞれ違うもの。
そしてそれぞれの肌に合うもの、合わないものがあります。
テスター・試供品などを利用しながら、じっくりと自分の肌を観察することが大切です。
敏感肌の基礎化粧品選び三カ条
①刺激の強いものは選ばない(敏感肌用は肌に優しいものが多い)
②必ず試供品で試す(できれば3日以上かけて)
③保湿が重要(敏感肌は乾燥しやすい)
長くなってしまったので、化粧水から先はまた次回書いていこうと思います!