ワインを飲むと美肌になれる?アンチエイジングや腸内環境改善など驚きの美容効果

 

 

ワインは、ぶどうの果汁を発酵させたて作ったアルコール飲料です。

最近では、キウイを原料にした『キウイワイン』や、イチゴを使った『イチゴワイン』なんて
いうものもあるようですが、厳密には、ぶどうを原料にしたものだけが『ワイン』です。

ワインは大きく分けて、赤ワイン・白ワイン・ロゼワインの3つに分かれます。

 

世界のワイン生産量

1位は個性豊かで多様性に富んだ、イタリア

世界のワイン生産量、2018年の統計では270億リットルもあるんです。

生産量1位はどこの国か、ご存知でしょうか。

ワインと言えばフランスでしょう、と思われた方。実は近年、世界のワイン生産量1位はイタリア
なんです。

日本ではワインと聞くとフランスを思い浮かべる方が多いかと思いますが、近年僅差ではありますが、イタリアが1位になっています。

イタリアは、フランスの半分程度の国土ですが、ぶどうの栽培時期に雨が少なく温暖な気候は、
ワイン造りにとても適しています。

そして20州すべての州でワイン造りが行われている、ワイン大国なんです。

 

2位は伝統と格式のワイン大国、フランス

勿論、フランスも負けてはいません。

生産量第二位のフランスは、一年で47億リットルものワインを生産しています。

パリ以北は寒冷で、ワインの栽培は行われないとはいえ、世界に誇る高級ワインのほとんどは
フランス産と言っても過言ではありません。

フランスではすべてのワインが、ワイン法によって規制・品質管理がされています。

国を挙げてワインの品質の維持・向上に取り組んでいるんです。

 

3位以降はブドウの栽培面積世界一のスペイン。。

3位はスペイン。その後にアメリカ、アルゼンチン、オーストラリアと続きます。

他にも、ドイツ、ポルトガル、ハンガリーなどでもそれぞれの国土に合った美味しいワインが作られています。

 

日本のワイン、醸造技術の進歩により近年急成長

日本のワイン造りは、江戸時代の初期から行われていました。

しかし国産ワインの需要も少なく、細々と作られているだけでした。

1980年代頃から、ワインに対する関心の高まりなどもあり、国産のワインも品質が向上。

現在では、国際的にも評価され、日本のワイン市場も活気づいてきています。

「日本のワインなんて。。」と思って飲まずにいるなんてもったいないですよ。

是非試してみてください♪

 

美肌効果、老化防止効果だけじゃない!ワインの健康効果

フランス人はクリームやバターなど動物性脂肪を多く含む料理を沢山食べているにもかかわらず、
動脈硬化・心臓病・脳梗塞を発症する人が少ないことから、調査が始まり、やがてそれが赤ワインに
多く含まれるポリフェノールによる効果であることがわかりました。

赤ワインに多く含まれるポリフェノール、中でもレスベラトロールという成分に、動脈硬化や
脳梗塞を防ぐ抗酸化作用がある為、食事中にとった飽和脂肪酸の影響をあまり受けずにいられた
というわけです。

効果的に摂取したいのであれば、やはり赤ワインがおすすめですが、しっかり重めのタイプであれば、白ワインでもポリフェノールの含有量は充分です。

そして白ワインのポリフェノール、含有量自体は赤ワインにはかなわないのですが、白ワインに
含まれるポリフェノールは赤ワインのポリフェノールよりも分子が小さく、体に吸収されやすい
と言います。

 

①シミや肌荒れ、老化を防止!強力な抗酸化作用

「抗酸化力」と言うのは、活性酸素を除去する力ということです。

「活性酸素」は、体の中でエネルギーを作り出すときに必ず発生するもので、すぐに物質と結合、
その物質を酸化させてしまう、有害なものです。

活性酸素は体を老化させ、シミや肌荒れの元になったり、動脈硬化を引き起こします。

この活性酸素を除去する力を持っているのが、ワインに含まれる「ポリフェノール」というわけです。

また、ワインにはアントシアニン・カテキン・レスベラトロールなど何種類ものポリフェノールが
含まれていて、強力な抗酸化作用を発揮します。

血流がよくなり、美肌効果、冷え予防にもなると言われています。

活性酸素については、こちらも参考にしてください。

活性酸素で肌も老化?!エイジングケアや健康への影響

②脳梗塞の原因にもなりえる、動脈硬化を予防

悪玉コレステロールとして有名なLDLコレステロールは、血中で活性酸素により酸化すると、
血管の中に蓄積して動脈硬化を引き起こします。

動脈硬化は、脳梗塞や大動脈瘤など、命に係わる病気をおこしたりすることがあります。

ワインを飲むと、LDLコレステロールが酸化されにくくなり、動脈硬化を予防します。

 

③白ワインには、強力な殺菌効果

赤ワインに比べて、健康効果の面においては影が薄い白ワイン。

しかし、白ワインに含まれる酒石酸、リンゴ酸などをはじめとする有機酸には、強力な殺菌力
あることがわかっています。

特にサルモネラ菌、大腸菌、赤痢菌などの食中毒を引き起こす菌に効果を発揮します。

サルモネラ菌なら10分で、大腸菌なら20分で、10万個以上あった菌を数個に減らせるほどの効果が
あるんです。

白ワインに生牡蠣を合わせるという組み合わせ。昔から定番のように何も考えずに合わせて
いましたが、「味がピッタリ」なだけではなく、強力な殺菌効果があってのことだったんですね。

理にかなった組み合わせだったわけです。

 

④善玉菌を増やして、腸内環境を整える

腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると、免疫機能の低下、コレステロール増加、体重増加、
など健康に悪影響が現れます。

イギリスで行われた実験で、アルコール飲料が腸内細菌へ与える影響についてしらべたところ、
赤ワインを飲んでいた被験者が特に、腸内に生息する細菌の構成バランスが優れていた、という事が
わかったそうです。

赤、白ワインのどちらにも多く含まれる有機酸は、腸内細菌群のバランスを整え、ビフィズス菌などの善玉菌を増やすと言われています。

この効果を得るための適量は、赤ワイン2週間で1杯程度で充分とのことです。

 

 

脂肪の燃焼を促す!ダイエットにも効果的

前述の通り、ワインには色々な種類のポリフェノールが含まれています。

そのうちの一つ、ポリフェノールの一種であるエラグ酸という物質は、脂肪の燃焼を促す効果
あります。

そして、ポリフェノールの一種ピセアタンノールには、脂肪の増殖を抑える効果&脂肪が蓄積される
のを防ぐ効果
があるのです。

ワインに含まれるポリフェノールやビタミンには、血行を良くする効果もあります。

身体が冷えることで代謝が悪くなり、太りやすくなっていた場合には、ワインの力で血行が改善、
冷えの症状が治まり、全身の代謝がよくなり、脂肪が燃焼されやすい身体になることが期待できます。

 

ワインの美容効果は他にも色々

ワインに含まれるポリフェノール、カテキン・フラボノイド・タンニン・アントシアニン・
レスベラトロールなどの抗酸化作用により、老化現象を遅らせることが出来ます。

シミ予防

肌のハリとうるおいを保つなどのアンチエイジング効果

脂肪燃焼効果

など、様々な美容効果が期待できるのです。

 

飲みすぎは逆効果。適量は一日、グラス1~2杯

お酒の分解能力には個人差があります。

お酒の苦手な人は、グラスに入れたとき向こう側が見えないくらいの濃いぶどうジュースでも、
ポリフェノールの効果を得られるそうです。

ワインに含まれるポリフェノールには、様々な健康効果と美容効果があります。

だからといって、飲みすぎは禁物ですよ。

華やかなワインがお好みならイタリアを

複雑で繊細な味を求めるならフランスを

個性派ならビオワイン、

日本のワインもかなり品質が向上しています。

一日に1~2杯を、食事と一緒に飲むぐらいが適量と言われていますよ。

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