体はスリムなのに、お腹だけがポッコリ出ていることに悩む人、結構沢山いるようです。
普段は洋服で隠れているけれど、温泉やプールに入るときなどには隠しようもなく、周りの人にも
見られてしまいます。
お腹さえスッキリしていたら、温泉もプールも堂々と入れるのに。。。なんて思う事、ありますよね。
そんなポッコリお腹の原因は、実は一つだけではないのです。
目次
筋肉の衰えによるポッコリお腹
ポッコリお腹の原因の一つ目は、お腹や骨盤を支える筋肉の衰えによるものです。
腹部には沢山の内臓が詰まっていますが、脳や心臓などのように骨に守られているわけでは
ありません。
それは、胃や腸などの消化活動の働きを妨げないようにする為です。
代わりに、皮下脂肪と筋肉が、お腹の中の内臓を守っています。
中でも、お腹と背中と骨盤の底にあるインナーマッスルで、立体的に内臓を包み込み支えています。
この筋肉が衰えていくことで、内臓を支えられなくなり、重力により下がってきた内臓が前に
出てきている状態が「ポッコリお腹」です。
筋肉の衰えている人の解消法
インナーマッスルを鍛えるのには、今話題の『逆腹筋』がお勧めです。
体を縮める腹筋運動とは逆に、体を反らせる運動になります。
普段の生活の中にはない動きをすることで、インナーマッスルを鍛えることにつながります。
やり方は次の4ステップです。
①両足を腰幅に開く
②足の指だけを床から浮かせて立つ
③両手で頭を支えて、上半身を反らせて5秒キープ
④息を吐きながら元の姿勢に戻る
10回を一日3セット。朝昼晩ご飯の前など、時間を決めてしまえば忘れずに継続できそうですね。
まずは2週間、継続して行ってみましょう。
脂肪によるポッコリお腹
お腹は、腸間膜に脂肪を蓄えクッション代わりにして内臓を守っています。
その為他の部位よりも、脂肪がつきやすくなっています。
腸間膜に溜まる脂肪(内臓脂肪)は、皮下脂肪よりも燃えやすいと言われています。
内臓脂肪は、男性につきやすいと言われています。内臓についている脂肪です。
食事を見直すことで、比較的落ちやすい脂肪と言われています。
皮下脂肪は、女性につきやすいと言われています。自分でつまむことが出来る脂肪です。
落とすのが難しく、運動と食事のダイエットを併用していくことが効果的です。
脂肪がついている人の解消法
ダイエットには、体内に酸素を取り入れて脂肪や糖質を燃やしていく有酸素運動と、酸素を必要とせず筋肉量を増やし基礎代謝を高める無酸素運動である筋トレの両方を取り入れることが効果的です。
筋トレで筋肉量を増やすことで基礎代謝が高まり、有酸素運動の効果も得やすくなるのです。
有酸素運動は、ジョギングなら走り始めてから30分くらいから脂肪燃焼が始まり、1時間くらいで
効果を得ることが出来ます。
ウォーキングでは1~2時間、水泳は30分~1時間ほどで効果を得られると言われています。
筋トレなら、ドローインやスクワットなどがお勧めです。
炭水化物を完全に抜いてしまうと、代謝が悪くなってしまうので、ある程度は摂取して脂肪を
燃焼しやすくしたほうが得策です。
ただし、朝や昼と違い夜や寝る前に食べると、血糖値が上がって太りやすくなります。
炭水化物は日中に取るように心がけましょう。
姿勢が悪くてポッコリお腹
「そり腰」 腰がそりすぎた状態で、骨盤が前に倒れてお尻とお腹の力が抜けています。
腰痛になりやすい姿勢です。
「猫背」 背中が丸まって、あごが前に出ている状態です。
「巻き肩」 肩甲骨の間が広がっていて、肩関節が内側に入っている状態です。
姿勢が悪い人は、本来使うべき筋肉が使えずに、骨で体を支えています。
それにより体が歪み、代謝が落ちてしまいます。代謝が落ちると、お腹に脂肪がつきやすくなります。
姿勢が悪い人の解消法
正しい立ち方は、
「背骨は自然なS字にして、視線が前を向くようにあごは自然に上げる。
つま先はまっすぐ前に向け、踵と首が直線になるように意識する。」
学校で小さいころに教わるような、キリっと背中を伸ばす姿勢は、実は体に負担になっている
という考え方もあるようです。
人の背骨はもともと軽くS字を描くものなので、それを無理に伸ばすことなく、自然なS字を
キープしましょう。
便秘によるポッコリお腹
朝、時間に余裕がなくトイレに行く暇がない。
ダイエットにより食べる量が減ったり、炭水化物が少なくて便が作れない。
ストレスの多い生活で、副交感神経に大きく影響される消化器官の働きの低下。
加齢や運動不足による腹筋の低下。
など、様々なことが便秘の原因となります。
腸内にガスがたまっていたり、便秘が原因で、お腹がポッコリと膨らんでしまうことがあります。
便秘の人の解消法
①腸内の善玉菌を増やしましょう。
乳酸菌を多く含む発酵食品、ヨーグルト・納豆・チーズ・味噌など
ビフィズス菌の餌となるオリゴ糖を多く含む食品、玉ねぎ・バナナ・大豆など
②食物繊維を積極的に取りましょう。
バナナ・いちご・キウイ・リンゴ・ごぼう・サツマイモなど
③起床後すぐに一杯の水を飲む。起床後2時間以内に朝食をとる。トイレに行く時間を作る。
などの生活リズムを整える。
④ウォーキングなどの有酸素運動を行う。
代謝が悪くてポッコリお腹
朝ご飯は、睡眠中に下がった代謝を上げるスイッチです。
朝食をとると、自律神経のスイッチが入り胃腸が活発に動き始めます。
すると体温が上昇、体温が上がることで基礎代謝が上がり、痩せやすい体になります。
人は体温が1度上がるだけで、基礎代謝が13%増え、基礎代謝が13%増えると一日で
150kcalも消費が増えると言われています。
また、炭水化物を抜くことは、一時的にはお腹がへこんだり体重が落ちるなどの効果があるように
見えますが、代謝が落ちてリバウンドしやすい状態になってしまいます。
朝ご飯の大切さについては、こちらも参考にしてください。
代謝が悪い人の解消法
朝食を抜かずに必ずしっかり食べる事。
炭水化物(糖質)とタンパク質をバランスよくとりましょう。
内臓の働きが悪いと、代謝も下がるので、温かいものを心がけて摂るようにしましょう。
筋肉量を減らさないために、日常的に体を動かしましょう。
ポッコリお腹の原因は、様々あることがわかりました。
まずは自分のポッコリの原因を知る事。
そしてそれぞれに合った解消法で、今年こそポッコリお腹とさよならしましょう。
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